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| ＮＨＫドラマスペシャル・白洲次郎 | |||
'09 2/28（土）、3/7（土）、9/23（水）放送 NHK 21:00-22:30（最終回 22:00-23:30） 
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| 原案：北康利「白洲次郎 占領を背負った男」・牧山桂子「次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家」 脚本・演出：大友啓史 | |||
| 音楽：大友良英 挿入歌：Fred Frith『The Soldier』 Lauren Newton『Jesus loves me, this I know』 | |||
| 挿入歌：浜田真理子『しゃれこうべと大砲』 | |||
| 出演：伊勢谷友介 中谷美紀 岸部一徳 原田芳雄 石丸幹二 高橋克実 田中哲司 市川亀治郎 竜雷太 遠藤憲一 眞島秀和 奥田瑛二 原田美枝子 ほか | |||
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| 伊勢谷友介は1996年に東京芸術大学美術学部在学中にモデルとしての活動を開始。1998年「ワンダフルライフ」（是枝裕和監督）で俳優デビュー、今作がテレビドラマ初出演。出演依頼は多かったが、作品の質を重視することで結果的に映画中心になっていた。伊勢谷と中谷美紀は2006年の「嫌われ松子の一生」（中島哲也監督）2度目の共演。 | |||
| 白洲次郎（しらす・じろう）1902年2月17日-1985年11月28日没、兵庫県・芦屋市生まれ。1919年にイギリス･ケンブリッジに留学。1928年に父の経営していた白洲商店が昭和金融恐慌の煽りを受け倒産したため帰国、1929年に正子と結婚。戦後、外務大臣・吉田茂に請われ終戦連絡中央事務局の参与に就任しGHQとの交渉に当たる。貿易庁長官、東北電力会長、日本テレビ社外役員などを務めた。83歳で逝去。遺言書は「葬式無用 戒名不用」。正子夫人は1998年死去。 | |||
| ＣＡＳＴ | |||
| 白洲次郎（1902〜1985） ・・・ 伊勢谷友介 * 兵庫県芦屋生まれ 戦後は終戦連絡中央事務局参与に就任 | |||
| 白洲正子（1910〜1998） ・・・ 中谷美紀 * 貴族院議員樺山愛輔の次女 祖父は薩摩出身の伯爵樺山資紀 | |||
| 近衞文麿（1891〜1945） ・・・ 岸部一徳 * 第34、38、39代内閣総理大臣 | |||
| 吉田茂（1878〜1967） ・・・ 原田芳雄 * 第45、48、49、50、51代内閣総理大臣 | |||
| 牛場友彦（1901〜1993） ・・・ 石丸幹二 * 次郎の幼い頃からの親友 近衞文麿の私設秘書官 | |||
| 辰巳栄一（1886〜1989） ・・・ 高橋克実 * 帝国陸軍軍人、駐英大使館付きの武官 | |||
| 河上徹太郎（1902〜1980） ・・・ 田中哲司 * 次郎の友人 文芸・音楽評論家 | |||
| 青山二郎（1901〜1979） ・・・ 市川亀治郎 * 伝説的な骨董の目利き 文筆、絵画、装幀等、幅広く活躍 | |||
| 永野重雄（1900〜1984） ・・・ 遠藤憲一 * 日本製鉄筆頭常務 | |||
| 松本烝治（1877〜1954） ・・・ 竜雷太 * 幣原内閣国務大臣 | 本多誠二 ・・・ 眞島秀和 * 辣腕新聞記者 | ||
| ミヨシ ・・・ 塩見三省 * 宮大工 | タチ ・・・ 草村礼子 * 白洲家の女中 | ||
| 樺山愛輔 ・・・ 中原丈雄 * 正子の実父 伯爵 | 樺山丑二 ・・・ 小久保丈二 * 正子の兄 | ||
| 白洲次郎（少年） ・・・ 高良健吾 | 白洲次郎（晩年） ・・・ 神山繁 | ||
| 白洲文平（1869〜1935） ・・・ 奥田瑛二 * 次郎の父 神戸で綿花貿易で巨万の財をなし、「白洲将軍」と呼ばれた怪人物 | |||
| 白洲芳子（1874〜1953） ・・・ 原田美枝子 * 次郎の母 幼少の頃、病弱だった次郎を必死で育て上げた | |||
| DVD-BOX | 原作 | サウンドトラック | |
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| 第三回 ラスプーチンの涙〜憲法、講和、次郎最大の戦いが始まる! （2009.09.23） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
再放送見れなかったんですよね…また一気に放送していただけるとありがたい。 伊勢谷友介さんが白洲次郎さんで良かったですね。本当に素晴らしい。 | なんだろ…この引き込まれる感じってくらい。 次郎さんと正子さんは一緒にいないことが夫婦円満の秘訣。
| 朝帰りで酔っ払った正子が帰って来て、「じろうのバカヤロ〜」って叫んでて、 | 青山二郎のことなんだけど、同じ名前だからビックリしますよね。 でも当たり前に頭に付いた葉っぱを払いのけるのがさらりとしてて、素敵でしたね。 あと正子に送った言葉。 | “あなたは私の霊感の泉であり 君こそ究極の理想です” 英語っていうのがかっこいいですよね！お互い英語が分かるからっていうのが前提ですけどね。 こんなかっこいい言葉が様になる日本人がいたんですね。 次郎は新憲法作成をめぐってGHQ（連合国軍総司令部）と激しく対立。 | 責任者である国務大臣・松本は交渉の途中で退室し、徹夜で最終原案検討のための交渉に入る。 正子は相変わらず青山らと酒の付き合いを重ね、次郎とは擦れ違いの日々が続く。
| その後、次郎は第2次吉田内閣の下で通産省の創設や外資導入などに手腕を発揮。 | 国内有数の製鉄所である広畑製鉄所を外資に売却しようとする次郎と、 それを阻止したい新日鉄筆頭常務の永野は激しく対立。 「官僚の夏」じゃないけど、国内産業保護派と外資導入派ってことですね。 やがて次郎には「現代のラスプーチン」とバッシングが集中し、 | 子どもたちにも「ラスプーチンって何？」「俺はオヤジが恥ずかしい」って、 正子は帰って来た次郎に気づくけど、唇の前に人差し指を立てて、 「参ったな」って言えちゃうところは父親なんですよね。 私もラスプーチンは聞いたことがあっても、ピンときてなくて、どうやらロシアの修道僧・宗教家。 | 皇太子の病気治療によりニコライ二世と皇后アレクサンドラの信任を得て政治に関与し、 宮廷内に絶大な権力振るう。第一次大戦中に親独派と結んで講和を図ったとして、 反対派貴族に暗殺された。怪僧の異名をもつ。 東北電力会長に就任してもバッシングは加速し、新聞記者の本田は次郎に招き入れられ、 | でも俺は口は堅いと言い、金をもらっていることを聞かれるが、プリンシプル（原則）を突き通す。 戦死した知人のために、残った人間が肥やしになろうと決め、独立国家に戻すために動いていると語る。 吉田は次郎をサンフランシスコ講和会議に誘われ、「ラジオの前で日の丸振る」って断るけど、 | 正子も誘うが、次郎と同じように「ラジオの前で日の丸振ってあげる」って。次郎も分かっていたようだし。 歳をとったと言うと、歳を重ねた方がいいんだと、でも正子が「いい味でてるじゃない」と誉めると、 | 照れくさそうにして、可愛かったですね。 6年8ヶ月という占領の時代を経て、日米安保条約が調印され、吉田に引き際だと助言し、 | 「俺は百姓に戻らせていただきます」と言い、吉田にもハッキリ言ってくれたのは次郎だけで、 「すまんかったねぇ」と言うと、次郎は「こういう時はありがとうというべきだ」って…最後まで。 次郎にとっても吉田茂はまさに「オヤジ」だったんですね。文平に似ていたから。
| 吉田も次郎が去ってから、「ありがとう」って小さく頭を下げて、帰っていく次郎を見つめる。 | 惚れさせる男だったってことがよく分かりますね。 晩年、次郎は死期を悟ったのか書類を燃やしてて、正子は何を燃やしていたのか知らない。 | 確かに自分がいなくなって、残されたものだけで判断されては困る。 だからこそ文献とか残ってないのかもしれませんね。 白州次郎さんはプリンシプルを貫いた「日本一カッコいい男」。ドラマを見た今なら頷けます。 | 第二回 1945年のクリスマス （2009.03.07） | 再放送 1945年のクリスマス〜敗戦そして歴史の表舞台へ…第2章再び （2009.09.22） やっぱり次郎さん、かっこいいですよ。 戦争末期。次郎は鶴川の武相荘で正子や子供たちと疎開暮らしをし、 | 風貌からすると農作業なんて…って思うけど、 すごく楽しそうにしていたし、戦争よりずっといい考えですよね。 でも吉田とは連絡を取っていて、赤紙も拒否できるんですね。 | 戦争に家族を差し出すつもりはないって。 敗戦と同時に吉田に次郎は終戦連絡事務局次長に抜擢され、GHQと対決する最前線に送り込まれる。 | 流暢な英語を武器に占領軍と堂々と渡り合い、 ここで「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれるようになったんですね。 正子は河上に付いて行くと、運命の師となる青山二郎と出会い、 | この過激な出会いが文筆の世界への入り口だったんですね。 でも正子は自分を失い、家事も育児もできなくて、次郎に必要とされているのに必要とされていないって、 | 「テリア」って言っているのはうまい例えでしたねーでもそんな安っぽい女じゃない。 次郎はライバルで、必要なんだっていうのは良かったな。おんぶして連れて帰るところも。 GHQ司令官のマッカーサーは元首相の近衛に新憲法の準備を委ねるが、 | アメリカ国内で高まった反近衛の世論を受けて態度を急変。 近衛は戦犯指名され、次郎は入院させて守ろうとするが、近衛は拒否して服毒自殺。 側近として近衛を救えなかったことに、深い悲しみと激しい怒りを覚え、 | さらに次郎は亡くなった後も近衛が新聞に書き立てられ、 人の死で解決って訳じゃないけどまだお国のために死ぬって時代ですものね。 次郎は天皇陛下の贈り物をマッカーサーにその辺に置けと言われて、 | ここが有名なしかりつけたってところですね。 「私たちは戦争に負けただけで、奴隷になったのではない」って、 でも「メリークリスマス」って言ってのけるのがジェントルマンですね。 次は8月か…「ラスプーチンの涙」。その頃、もう一度再放送されるだろうね。 | 第一回 カントリージェントルマンへの道 （2009.02.28） | 再放送 カントリージェントルマンへの道〜昭和を駆けた伝説の男の生涯…第1章再び3夜連続一挙放送 （2009.09.21） 白洲次郎さんを知らなかったのですが、「日本一カッコいい男」というのはなかなか塗り替えられないでしょうね。 そして正子さんもすごい方なんですね、支えたというよりかは一緒に生きたって印象ですね。 そして伊勢谷友介さんにピッタリですね！ | まさかテレビで見ることができる日が来るとは…加瀬亮さんの時も書きましたが…。 英語がめちゃめちゃネイティブですねー使ったことがある人間じゃないのとこの役は無理でしょう。 中谷さんも貴族が似合いますね〜温かい奥さん、お母さんって感じではなく、 | 強い意思を持っている素敵な女性って感じですね。 1919年、17歳の次郎（高良健吾）は神戸一中に通っていたが、 | 既に車を乗り回すっていうのがもうすごいですよねー先生よりも英語が上手すぎるのもかっこいい。 イギリスに行き、ケンブリッジ大学に入学した次郎は貴族のロビン（エド・スピラーズ）と運命的な出会いを果たし、 ここでジェントルマン道に出会ったんですね。 金融恐慌のあおりを受け白洲商店は倒産したために次郎も帰国し、そこで伯爵令嬢の正子と出会い、 | でも進められて結婚したって訳ではなかったんですね。 むしろ反対されて、「ぶっ殺すわよ」はかっこ良かったし。 海で火を付けるのにコートで隠すところが好きでしたね〜背の高い男性だからできることっていうか。 | そして指輪をそっと付けて、嫌味じゃなくかっこいいと思えましたね。 正子と結婚した次郎は近衛や吉田ら政界の中心人物と親交を深め、 | 戦争回避のための政治活動にのめり込み、きっかけは正子だったんですね。 次郎は橋渡しとなり、あんな風に政治をするんですね。 山奥で暮らしていた文平が亡くなり、「葬式無用 戒名不用」は文平の言葉だったんですね。
| 二男一女も生まれ、お手伝いさんに任せて、正子は煙草を吸っているのが意外でした。
| でも日本とイギリスが開戦。日本でもイギリスでも訴えるが、意思は通らずに次郎は会社を辞めて、 | 農村に移り住んで、正子に話をするところはこんな夫婦もいいなって思いましたね。 ついて来いじゃないところが。 次郎は農作業に汗を流し、父親の暮らしもきっと関係していたんだろうね。 | |
