チーム・バチスタ4　螺鈿迷宮　恋するドラマ

チーム・バチスタ4　螺鈿迷宮
'14 1/7～3/18放送　火曜日　フジテレビ系　22:00-22:54（初回 22:00-23:19）
原作：海堂尊「螺鈿迷宮」　脚本：後藤法子　演出：今井和久　プロデュース：豊福陽子、遠田孝一、八巻薫　主題歌：東方神起「Hide＆Seek」
出演：伊藤淳史　仲村トオル　栗山千明　上遠野太洸　山崎賢人　渡部豪太　名取裕子　林隆三　西島秀俊　相築あきこ　宅間孝行　左時枝　水野美紀　柳葉敏郎　ほか

人気作家・海堂尊氏原作の医療ミステリー「螺鈿迷宮（らでんめいきゅう）」が、連続ドラマ化。「チーム・バチスタ」第4弾。伊藤淳史演じる“人のいい心療内科医”田口公平と、仲村トオル演じる“厚生労働省の変人官僚”白鳥圭輔、キャストもそのままに帰ってくる。伊藤＆中村のコンビは、2008年10～12月期に連続ドラマ「チーム・バチスタの栄光」で初タッグを組み、1年後に「ナイチンゲールの沈黙」を単発ドラマで放送。2010年4～6月期に連続ドラマ第2弾「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」とその続編が2011年正月に単発ドラマとなり、2011年7～9月期には連続ドラ第3弾「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」が放送された。これまで、心臓外科、救命救急センター、法医学など、ミステリーでありながらも現代医療の問題点を描いてきたが、今回の舞台は終末期医療（回復の見込みのない患者の痛みを緩和し積極的延命治療を中心とせず、患者のQOL（生活の質）を高めることを尊重する医療のこと）。終末期医療を主とした地方病院「碧翠院（へきすいいん）」を営む桜宮一族の謎に田口＆白鳥コンビが迫る。東城大学医学部附属病院から左遷され、碧翠院に着任した田口は、身分を隠して潜入調査を行う白鳥と再会する。そんな2人が働くことになった碧翠院は周辺の町の人々から厚い信頼を集めていたが、その裏で桜宮一族の秘密を暴こうした一人の放射線科医が患者の死因が記された画像と共に姿を消してしまう。伊藤淳史は2013年1～3月期「あぽやん～走る国際空港」以来、1年振りの連続ドラマ主演。

C A S T
田口公平・・・伊藤淳史　*　東城医大病院心療内科・特別愁訴外来　心療内科医
白鳥圭輔・・・仲村トオル　*　厚生労働省大臣官房秘書課付技官厚生労働省・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長兼終末期医療多面展開施策室
桜宮すみれ（28）・・・栗山千明　*　碧翠院の院長・巌雄の次女　碧翠院の医師で、専門は産婦人科
天馬大吉（24）・・・上遠野太洸　*　東城医大休学中	桜宮葵・・・山﨑賢人　*　巌雄の長男　8年前に死亡
戸山久司（30）・・・渡部豪太　*　碧翠院・放射線技師	藤原真琴・・・名取裕子　*　特別愁訴外来・看護師
高階権太・・・林隆三　*　東城医大病院・病院長	速水晃一・・・西島秀俊　*　救命救急センターの救命医
小幡刑事・・・池内万作　*　刑事	桜宮華緒（50）・・・相築あきこ　*　巌雄の妻　精神科医
立花善次（40）・・・宅間孝行　*　長野中央総合病院の放射線科医　元碧翠院勤務
木島トク（78）・・・佐々木すみ江　*　碧翠院の患者	川原うめ（70）・・・丘みつ子　*　碧翠院の患者
青山加代（75）・・・大森暁美　*　碧翠院の患者	赤城美智（68）・・・左時枝　*　碧翠院の患者
桜宮小百合（33）・・・水野美紀　*　碧翠院の院長・巌雄の長女　碧翠院の医師で、緩和ケア医
桜宮巌雄（55）・・・柳葉敏郎　*　碧翠院の院長　現在は周辺地域の警察医も兼務し、遺体の検視や解剖も引き受けている

チーム・バチスタ3　アリアドネの弾丸

ジェネラル・ルージュの凱旋

ナイチンゲールの沈黙

チーム・バチスタの栄光

DVD-BOX	Blu-ray BOX	原作	サウンドトラック

11　その医療は正義か、罪か？最大の謎　（2014.03.18）

高齢化社会には考えなきゃいけない問題ですよね。まさかガスだったとはね。

「螺鈿の部屋」で行われている、看取りの「からくり」に気付いた白鳥は、田口と共に巌雄を探す。
その頃、螺鈿の部屋では、美智が最期の時を迎えようとしていた。

巌雄を捕まえて、加賀のAi画像を調べさせてもらったと、
色々手を考えたが、田口は穏やかな死だったと言ったことから、
麻酔と点滴に何かあるのではないかと、別の角度から撮影すると真っ赤になり、
酸素ではなくキセノンガスだったと、酸素とキセノンが供給出来るようになっているのだろうと、
暴れないように筋弛緩剤の入った点滴を行っているんだろうと話す。

解剖を行うと、開いた瞬間にガスは逃げてしまうから見逃されてしまうと、
反論があるかと聞くが、罪を犯してでも患者を解放したかったと、
娘たちは知らなかったと言うけど、すみれは知っていて反対だったと、でも何が出来たかと話す。

美智を助けに行くけど、白鳥と田口の動きを察知した小百合は、
部屋の内側から鍵を掛けてしまう。美智は何が罪なのかと、
法律の話をしているんじゃないと、田口はこんな風に死ねたらと思ったけど、
最期までもがいて欲しい、生きていたら何か変わるかもしれないじゃないかと話し、
美智は孫の写真を見詰めて、見てみたいなと話す。

美智は巌雄に謝り、巌雄がいたから生きて来れたと話し、
みんなそうだったと、最高の先生だと話す。

田口はこれで良かったのかと、巌雄は華緒に螺鈿の部屋を閉じなくてはいけないと話し、
最初に決めたようにと言い、葵は天馬に医大に戻るように言い、
巌雄は小百合とすみれに手紙を残していて、螺鈿の部屋にガソリンが撒かれていた。
葵もやって来て、警察も到着し、田口も気付き、
小百合とすみれを連れて逃げて欲しいと言い、ゆっくり話をしたかったと残す。

巌雄は火を付け、覚悟の上だったんですね。すみれは怪我を負い、
小百合は田口に手紙を渡し、小百合は今まで巌雄の言う通りにして来たと、
だから一回くらいじぶんの思うようにすると、安楽死に関わっていたと出頭する。

たちまち安楽死は殺人だとマスコミが騒ぎ、すみれは助かったが誰とも話す気はないだろうと、
碧翠院は東城医大が受け入れると、巌雄の手紙を読み、
誰かが気付いた時は全ての罪を抱えてこの世を去ろうと決めていたと、
酷い父親だと言うけど、田口がもっと巌雄のところで働きたかったと言うと、私もと言い、
「小百合、すみれ、お前たちを誇りに思う。どうか幸せになってくれ」と書かれていた。

美智のところに由喜江（中島ひろ子）が火事になったと聞いたとやって来て、
死ぬ前に会えて良かったと話し、生きてて良かったね。

田口は特別愁訴外来が復活し、でも白鳥に何か妙な肩書を付けられたようで、
これが映画ってことですね。

今回も恐ろしく回りくどかったですね。白鳥だけがギーギー言っていたような？
安楽死は違法だけど、医者が手を下すことは違うと思うんですよね。でないと、
本物の殺人が安楽死だと言われてしまうかもしれない。巌雄のような医師ばかりじゃない。
それか何らかの手続きを取った人だけとかね。

10　真犯人は私です　（2014.03.11）

もう死んでいるはずの葵が殺人を犯して、生きているってことで問題なんですよ。
言い訳できる状況にないのに、桜宮家のみなさんは偉そうなところがどうなんですかね？

田口は「螺鈿の部屋」に入った加賀（山本圭）の看取りに立ち会う。
加賀は息子に延命はしない、自然に死にたいと側にいて欲しいと話し、
加賀は自分の希望通りに亡くなる。

病院内で安楽死が行われていると疑う白鳥が、田口を立ち合せたが、
もしやっているとしても目の前でやるはずないんじゃないの？
しかも加賀が息を引き取る瞬間まで、巌雄や小百合に不審な点は見当たらない。

疑惑を拭えない白鳥は、加賀の遺体を調べようと、医科大学から島津（安田顕）を呼ぶ。
しかし、加賀の安らかな最期をみとった田口は、そんな白鳥についていけず、二人は衝突する。

そんな中、巌雄の携帯電話に、華緒の電話から着信がある。
電話をかけてきたのは葵で、発作を起こした葵が、華緒に重傷を負わせたらしい。
ひそかに病院に戻った華緒を、小百合やすみれは懸命に処置するが、
その様子を田口が目撃してしまう。

天馬が葵を見ていたがいなくなってしまい、葵を見付けたのは田口で、
死なせて欲しかったと言い、巌雄にも言ったのにと、「僕、人を殺した」と、
専門家に診てもらおうと言うと、葵は発作を起こし暴れ出してしまう。

そして華緒が意識を取り戻し、白鳥は葵にどうして手紙やメールを送って来たのかと問い、
葵はCTだけは許可されていて、Aiをするようになり、立花を殺してAiも行ったんだろうと、
戸山まで殺したと追い詰めると、華緒が自分が殺したと告白。白鳥はやっぱりそうかと、
葵と会おうとはしないだろうと思っていたようで、二人とも偶然、葵に遭遇してしまって殺していた。

どうして白鳥だったのかはAiを推奨をしていたから、
白鳥はヒーローだったんだと、田口は死んだことにすべきではなかったと、
華緒から葵を奪えなかったとしても、誰も葵を責めることが出来ない状態でも、
そのことのせいで華緒が保身のために死ななくていい人を2人殺している訳ですからね。
遺族に面と向かって説明できるのかって話ですよ。

小百合は美智に「約束を守れなくなってしまうかもしれない」と言いに行き、
島津がAiを撮影し、分かったようですね。まどろっこしいドラマもやっと終わりですね。
連続ドラマ向きじゃないのに、ここまでよく観たわ。

9　地下迷宮トリック　（2014.03.04）

白鳥は田口に病院内で安楽死が行われているのではないかと告げる。
小幡に捜査状況を聞くが、死んだ人間を探すのは難しいと、
巌雄は婿養子で、華緒はお金なら持っていることを聞く。

美智は娘に手紙を書こうとして、口うるさい母親だったようで子どもに疎まれ、
夫も癌で、亡くなった時に延命治療をしなかったことで見捨てたと思われて、
それから絶縁状態らしい。田口に孫に会いたいと書いて欲しいとお願いするが、
自分で書かないとと、田口は美智の書いた手紙を投函する。

安楽死をにわかには信じ難い田口は、巌雄のルーツをたどるため、
かつて同じ病棟で働いていた東城医科大学の看護師・藤原の元を訪ねる。
尊厳死と安楽死は違うと、私は絶対許すことは出来ないと言う。
そこで巌雄が過去に外科医として活躍しながらも、
過剰な延命治療に反対して周囲とぶつかっていた話を聞く。
そして延命で家族も疲れ切った姿を見て、病院を去ったと言う。

さらに偶然、巌雄のかつての上司・加賀博之（山本圭）と出会う。
巌雄に会いたいと碧翠院に連れて来て、巌雄とは考え方が違い、
もう医者ではないと、患者になって求める事が違うようになったと、
田口に末期の肺癌だと告白する。

そしてもう長くない、最期を看取って欲しいと、頼める義理じゃないがと頭を下げる。
巌雄は頭を上げてくださいと、入院を受け入れる。

美智の娘・由喜江（中島ひろ子）が訪ねて来て、田口は喜ぶけど、
すみれはそううまくいくかと、子ではないと言ったのは美智だと、
もう長くないと孫に会いたいなんて普通だろうと言うけど、
もうすぐ死ぬからと言って水に流せる訳ではないと帰ってしまう。

田口は由喜江を追い掛け、父親の死は延命治療を望んでいなかったと話すが、
美智が勝手に言っていることだろうと、生きているだけで良かったと言い、
どれだけ大変か味わわないと分からないことでしょうからね。
美智も同じ気持ちだったが、本人の気持ちを尊重してあげたかったのではないか、
手紙は書かずにはいられなかったと話す。

その頃、姿を消した葵と華緒の行方を追う白鳥は、小幡と共に病院の地下通路を探索していた。
解剖室や桜宮家とは別に、ある場所につながっている通路を見つける。
白鳥は流木を用意して、入り江に置くと、戸山が見付かった浜辺に流木は流れ着く。

田口はすみれは螺鈿の部屋にどうして入らないのかと、私もずっと思ってた。
白鳥はみんなを集めて、入り江で車椅子が通ったとみられる車輪の跡と、
戸山の服のボタンが見付かり、殺したのは葵ではないかと問うが、否定される。
螺鈿の部屋に入る時は呼んで欲しいと言うが、最期の部屋だからと田口が立ち会うことに。

道のところに孫・薫がやって来て、薫は美智と同じ写真を持ってくれていて、
由喜江が美智の事を悪く言っていなかったってことですね。

8　殺人犯は死者！？　（2014.02.25）

やっと色々分かって来たけど、いつもながらまどろっこしい展開ですね。

白鳥はすみれと天馬が何者かと密会していたコテージから、ティーカップを持ち帰る。
そして、刑事の小幡に指紋を調べてほしいと依頼する。すると、8年前に起きたある事件の、
婦女暴行犯の容疑者・三田村洋一の死亡現場に残されていた指紋と一致することが判明。

白鳥は小百合にまた嘘を付いたと、犯人を知っていたのだと、
容疑者の遺体発見当初、警察は現場の状況から殺人事件と見立てたが、
検視を担当した巌雄は急性心不全の病死と判断した。
そのため、それ以上の捜査は行われず、指紋の主も不明のままだった。
それを聞いた白鳥は、巌雄が何者かをかばい、殺人を隠蔽したと推理する。

白鳥はティーカップの指紋の人間が復讐してくれていたようだと、
誰なのか教えて欲しいと言うが、知らないと言う。

一方、田口は葵の死をいまだ受け入れられずにいる華緒の様子が気になっていた。
それを聞いた白鳥は生きているのかもしれないと考え、葵を助けたが、
その後で三田村の事件を知って、死んだことにしたのではないか、
桜宮家に葵の椅子を借りに行くが巌雄に拒否され、
小百合は華緒が毎日拭いているから指紋なんて無いと言い、
巌雄は家族に葵をどこかにやろうと話す。

葵は三田村を殺して無我夢中で走っている時に崖から落ちて、
その崖にいるとボートに乗った葵を見付ける。

葵に声を掛けると、「助けて。碧翠院は一度入ったら出られない病院です」と言い、
タチバナも葵で、「たのしかったよ」と書かれていて、
そこには華緒もいて、巌雄と小百合とすみれに葵を見たと話す。

巌雄は分かっていてこの道を選んだと、左足の麻痺だけではなく、
頭部損傷の影響で暴れると手が付けられなくて、昼間は螺鈿の部屋で華緒が見張っていて、
動けるようになった葵は鋏を振り回して華緒を殺そうとしたようで、
どうしたら良かったのかと、警察に突き出すか、閉鎖病棟に閉じ込めるか、
華緒から引き離す訳にはいかないと、いつか前の葵に戻るかもしれないと思っている。
警察に言いたいならどうぞと、でもどこにも証拠は無いと言われてしまう。

立花は葵に会ってしまって、葵は立花を殺してAiを撮って、
戸山は葵を見てしまい、もう既に3人殺しているってこと？最低の心神喪失状態か？
それをかばっているのが医療従事者って、恐ろしいですよ。

白鳥は木幡に全てを話し、でもそんなこと信じられないと、
そんなことはどうでもいい、木幡が信じればいいと話す。

加代は美智の太巻きを食べて、田口はこれで元気にと思ったが、
加代は螺鈿の部屋に行き、亡くなる。田口は一口食べたのにと思うが、
美智も分かっていて作ったのだと話す。田口は出来過ぎなくらいのタイミングだと話し、
管に繋がれた患者も意識の無い患者もいないことに気づき、
死に方が理想的すぎる。ということは意図的にってことですね。

7　闇に葬られた殺人　（2014.02.18）

白鳥は、遺体で見つかった放射線技師・戸山が、殺害された可能性が高いと判断する。
白鳥は、巌雄の病院の関係者は全員容疑者だとして、東城医大の笹井スミレに解剖を依頼。

さらに白鳥は、小百合の案内で、田口や刑事・小幡（池内万作）と一緒に、
病院内を詳しく調べ始める。すると、奥の部屋や地下通路などがあり、
人目につかずに敷地内を自由に移動できる構造になっていて、
実は病院は自宅や寺とも繋がっていたことが分かる。

白鳥は巌雄らに、戸山が死亡した時のアリバイを確認する。
一方、戸山が死亡した夜に、天馬とすみれが病院を出ていったことが明らかになる。

天馬は両親に育児放棄でおばのところに預けられたようで、
白鳥は再び病院を抜け出す二人を見つけ、後をつけるけど、
タクシー運転手が見失ってしまい、別荘がある場所に行ったなら、
そこに戸山が連れて行かれたのかもしれないと考える。

天馬は田口に何もかも持っている葵が羨ましいと、何か失えばいいと思っていたと話し、
だから桜宮家に何でも協力すると思っているのかと話す。

巌雄は「こんな事故起きちゃならなかったんだ」と、
小百合はすみれを追おうとする白鳥を止めて、「もう耐えられないんです」と、
戸山には借金があって、給料の前借を頼んだのに断ったからと、
自分のせいで自殺したのではないかとしらじらしく話す。

白鳥は追うのを止めたかっただけだろうと、でも予測はもう付いていると、
別荘に向かうけどもういなかった。

そして桜宮家にいたのは葵で、やっぱり生きていましたか。
8年ってことはクローンってことはないでしょうからね。

6　目撃者、消される　（2014.02.11）

誰が殺したんだよ、原作通りなのかな？またやり過ぎ感が否めない。
順当だと、葵が生きているってことなのかな？

白鳥は桜宮一族と立花の関係を調べ始める。小百合と立花は付き合っていたようで、
小百合は聞かれなかったから言わなかっただけだと話す。

そんな中、患者の神岡（神保悟志）がお酒を飲んだようで、
「病院から出せ」と暴れだす。神岡の体を支え切れずに倒れた小百合は、
何かを思い出したようにおびえ、動けなくなってしまう。
田口から、その様子が恋人から暴力を受けた女性の症状に似ていると聞いた白鳥は、
8年前に小百合が過去に何者かに暴力を振るわれたのではないかと推測する。

花火大会の日に小百合が座っていて、何かにおびえていて、
暴力を受けた様子だったと聞き、小百合に直接聞き、立花に暴力を振るわれて、
だから巌雄が立花を辞めさせたのではないかと言ったが、
小百合は違うと、知らない男にレイプされたと告白。さすがに白鳥最低ですよ。

すみれも医大に通っていた頃で知らなかったようで、
立花は何も知らないと、何も聞かずに別れて欲しいと頼んだようで、
すみれに言わなかったのは何も知らない家族もいて欲しかったと、
すみれはまだ他にも知らないことがあるよね？と話す。

大吉は夜中に桜宮家の重大な秘密を知り、
すみれにとんでもないことを隠していないかと、すみれも聞いたんでしょうね。

白鳥は小百合の事件と葵の死亡事故が、いずれも8年前に起きていることに気付く。
同時期に、桜宮家で悲劇が連続して起こったのは偶然なのか、田口と白鳥は違和感を覚える。

神岡が急に亡くなり、元妻と子がやって来て、生命保険に入っていて、
立ち退きの期限が来月だったと、田口はあまりの都合の良さに疑うが、
神岡は酒を飲んで暴れたのではなく、勢いを付けて死のうとしたのだと話す。

戸山は田口に遺体を撮っている姿を、見てしまったと、
言っても信じてもらえないと、小百合とすみれが入って来て、
田口に携帯番号を渡して去って行くけど、いくら電話しても出ない。

翌日、戸山が海で遺体で見つかり、白鳥は巌雄を遠ざけさせ、誰が殺したのか。

5　暴かれた解剖ミス　（2014.02.04）

白鳥は自分を殴った人物を捜すため、記憶をなくしたふりをする。
一方、すみれは、消されたはずの断層画像が白鳥の手に渡っていることを知り、
激しく動揺する。だが、小百合はあくまでも落ち着いていた。

そんな中、患者の美智の容体が急変する。原因はインシュリンの過剰投与で、
すみれが処方したものだった。白鳥は、何かの秘密を知っている美智を、
すみれが処方ミスと見せ掛けて殺害しようとしたのではないかと追及。
しかし、すみれはいつになく感情を高ぶらせて否定する。巌雄はすみれを謹慎にする。

白鳥は大吉が白い靴を履いていて、殴った奴が履いてたと言うと、
いつもは赤い靴だと言い、犯人が大吉だと分かる。
すみれに殺そうとしたのではないかと言うと、患者を殺そうとなんてしないと、
そんなすみれの様子を見た田口は、すみれをうめの納骨に誘う。

田口はすみれに具合が悪くないかと、薬の過剰投与の原因が躁状態になって、
燃え尽き症候群の典型だと見抜き、だからありえないミスをしてしまったのではないか、
眠れなくて、いつからかも分からないと、いつか患者を死なせるかもしれないと、
睡眠導入剤を服用することを勧める。
そしてすみれは立花と揉めていたらしいが、何も知らないと言う。

その頃、入手した断層画像を見ていた白鳥は、ある事に気付き、
みんなを呼び集める。手術の準備中に心筋梗塞で亡くなった患者の遺族が医療ミスを疑い、
Aiを取ったが、巌雄は見ることもせず、解剖でミスをしたと、それで立花を殺した。

Aiから肺動脈の血液が斜めになっていて、いつどうなったのか、
カテーテル挿入時ではないか、その時に空気が入ってしまったのではないか、
心臓マッサージの時に行ったのなら斜めにはならない、
病死では無く、未熟な医師が行った医療ミス。

巌雄のところに送られて来た時はカテーテルは抜かれ、
血液は動かされて証拠は無くなった、Aiを見ていればこんなことにはならなかった、
立花も同じことを言っていたとやっと認める。

立花は巌雄を訴えると言うが、何も変わらないと、解剖のミスを問う方法は無いと、
ミスを犯したのは長野の病院で、自分のせいでは無いと、
そんなことで人を殺したりはしないと話す。でも白鳥はだったらどうして嘘を付いたのかと、
色々聞かれるのが嫌だったと言うが、人は何か隠している時は付かなくてもいい嘘を付くと話す。

うめの生前葬をDVDを田口からもらい、そこにはちゃんと休むように、
患者も働いてもらうと言われた時驚いたけど嬉しかったと、
すみれが思っている以上にたくさんのことをしてくれたと、
「ありがとうすみれ先生」とメッセージが入っていて、少しは救われたでしょうね。

4　狙われた厚労省　（2014.01.28）

立花の死を確信した白鳥は、巌雄を問い詰める。だが、巌雄は「さっぱり分からない」と、
警察に頼んでみたらどうかと答えるだけだった。
遺体が見つからなければ警察を動かすことはできず、打つ手がない白鳥は、
病院で立花の目撃者がいないかを探る。
しかし、患者たちから、病院を調べ回るのをやめるよう忠告される。

そんな中、美智から呼び出されて、うめのサプライズ誕生日会を開きたいと相談されるが、
うめにバレてしまい、誕生日に本人の希望で「生前葬」を行うことに。
田口とすみれは気が乗らないが、巌雄は「死は特別な恐怖ではないと教えるのも、
医師の仕事だ」と前向きに告別式を行うと言う。

そんな折、うめが階段から落ち、大事には至らなかったが、
田口は夫の話を聞き、生前葬の前日、うめに頼まれて彼女の夫の墓参りに行った田口は、
そこでうめの隣人でお世話になったという男性と出会う。

居場所を教えて欲しいと頼まれて、うめに会わせせるが、
家族も会いたがっているお見舞いに来たいと言うが、
そこへ美智が遺影が出来たと持って来て、お見舞いはいいから生前葬に来て欲しいと頼む。

生前葬の日。家族で来てくれて、新しくビデオを買った時に撮った物だと、
そこには写真も無いと言っていた夫が映っていて、
うめは喜び、一緒によく歌を歌っていたことを思い出す。

数日後、戸山にこっそり呼び出された白鳥は、
立花から自分宛てにメールが届いていたと打ち明けられる。
勤務先の長野の病院の医療ミスを告発しようとしていた立花は、
その患者を巌雄が解剖すると知り、事前にAi画像を送ってきていたのだった。
しかし、巌雄は、画像を処分するよう指示したという。
そして、問題の画像は、自分のパソコンに内緒で保存してあると明かす。

うめが螺鈿の部屋に行き、全身の癌が呼吸不全を起こしたようで、
うめは「来てくれたかい」と言いながら亡くなる。

巌雄は田口に解剖して火葬に回すと、田口は冷静なんですねと、
自分の父親も癌だったと、医療が進んでもこぼれ落ちる患者はいると、
同情していたらこの仕事は務まらないと言われる。

すみれが夜中にCTの電源を入れ、そこへ白鳥が現れて、
画像はコピーしたと言うが、白鳥は大吉に殴られてしまい、画像は？

3　ＣＴ画像は語る　（2014.01.21）

立花が死んでいたとは。

白鳥は「タチバナ」からの2通目のメールで送られてきた断層画像を、
放射線科医の島津（安田顕）に見せる。
すると、画像の撮影者が専門家ではないことが判明する。
さらに島津から、遺体の推定年齢と骨格の特徴を聞いた白鳥は、
撮影場所は巌雄の病院ではないかと田口に告げる。

一方、碧翠院には膵臓がん患者で25歳の中学校教師・菊池日菜（南沢奈央）が転院してくる。
膵臓がんの治療もしておらず、まだ碧翠院に来る状態ではないとすみれは言うが、
巌雄は受け入れたからと小百合は話す。

死を間近に感じて自暴自棄になった菊池は、
痛み止め以外の治療や検査を拒否し、食事も取らない。
そんな日菜に対し「一緒に頑張っていきましょう」と励ましの言葉を掛けた田口は、
顔も見たくないと、かえって菊池を怒らせてしまう。

母親をがんで亡くした菊池は、治療に伴う苦しみを十分に知っているため、
自分は痛みや苦しみを味わうことなく早く楽に死にたいと考えていたのだ。
しかし、消灯後の病室には、菊池はひそかに泣いていた。

その頃、白鳥の元にはタチバナから3通目のメールが届く。
1通目には太股と手、2通目には胸と腹のバラバラのCT画像。
そして、今回添付されていたのは頭部の画像。
後頭部に皮下出血があることに気付いた白鳥は、島津に転送して死因の特定を急ぐ。
そして「画像の送り主は、そろそろ明かす気になったみたいだね」と、
それが誰の遺体なのか、死因は何なのか、特定に思いをめぐらせる。

田口は美智に菊池に頑張ろうと言ったのは嘘だったのかと、
田口はもう一度菊池に話し掛け、外に一緒に行き、
すると菊池は診察してもらった医者に手術後の生存率は20％だと、
抗がん剤治療などはと言ったが、それでは根治しないと冷たく言われたようで、
それで治らないならいいと思ってしまったらしい。

二人でカラオケに行き、何でも話せる友達がいたが、
結婚式の準備をしている友達に癌のことは言えなかったと、
田口はだったら自分に言ってみて欲しいと言うと、何で私なのかと、
生徒たちどうしているかと言い、田口は行ってみようかと、生徒たちが気付き、
何を話したらいいかと逃げようとするが、「戻って来て」と言われて、言葉に困る。

気になっている先生が出て来て、校長から聞いていると、
生徒たちは勝てるなんて思わなかった試合に勝てたと、
「待ってますから」と言われて、死にたくないと、戻って来たいと、
どうしたらいいかと、東城医大に行ってみないかと話す。

そして菊池は転院することになり、すみれは良かったと言うが、
小百合はここにいれば楽に死ねたと言い、すみれはおかしいと思わないかと言い、
選ぶ権利は本人次第だとは思いますけど。

白鳥は巌雄たちにCTを見せ、碧翆院で撮られたものではないかと、
画像解析すると立花の顔が現れ、碧翠院で会った後で誰かに殴り殺されたと、
一体誰がやっているのかと話す。問題は巌雄が持っていたUSBですかね？

2　院長一族の過去　（2014.01.14）

田口は、死期が迫った患者だけを入れる特別な部屋が病院内にあることを、
入院患者たちから聞き出す。白鳥は、巌雄が家族ぐるみで、
失踪した立花をその部屋に隠しているのではないかと考え、
白鳥が壊そうとするところを、小百合に鍵を開けさせる。
すると、そこでは小百合の母・華緒が黙々と、螺鈿細工を作っていた。
華緒は興味のない人間とは話さないと、望んでここで距離を取っていると言う。

やがて、部屋を出た白鳥の携帯電話に「タチバナ」を名乗る人物からメールが入る。
メールには、太ももと手の断層画像が添付されていた。
放射線科の島津（安田顕）に見せると、
画像はおそらく死後に撮影されたもので、男性の可能性が高いという。

トクは立花と小百合が会っていたところを見ていて、
立花と話したのは小百合と巌雄だったらしい。

白鳥は長野県へ出向き、いとこだと嘘を付いて、立花の自宅を訪ねる。
そこで知らない男の子の映っている写真を見付ける。

田口と白鳥は桜宮家に行き、食事を一緒にし、白鳥は巌雄は僧侶でもあるんだと話し、
田口は華緒に気に入られ、白鳥はもう一人家族がいたのではないかと、
すると小百合は下にもう一人いたと、すみれは葵と田口が似ているのではないか、
でも小百合は平凡な田口と一緒にしないで、特別なんだからと話す。

巌雄は立花は葵の家庭教師だったと、東城医大ならトップで入れたと、
賢い子だったと、でも放射線の技術が興味があったと、
事故はどうして起こったのか分からないと、
心臓は動き出したが人工呼吸で生かされているだけで、
亡くなった時に僧侶になることを決めたと話す。

トクが亡くなり、田口は長男・祐一（阿南健治）から今、解剖していると聞き、
碧翠院では生前に承諾をもらって、全員解剖するようで、
お通夜は巌雄が僧侶を務め、至れり尽くせりですね。

祐一は家を売ってお金にしようとしたのではなく、
治療費に充てたかったようで、田口はトクは分かっていて忘れた振りをしていたんだと、
治療はいいってことだったんでしょうね。

またタチバナから画像が送られて来て、この前の画像と組み合わされ、
白鳥が何かに気づいたのかな？

1　医師が消えた　（2014.01.07）

ついにバチスタも終わりですね。

東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平は、
ある日、病院長の命を受け、地方の総合病院「碧翠院」へ派遣される。
碧翠院では、回復の見込みがない患者の痛みを緩和し、
積極的延命治療よりQOL（生活の質）を高めることを尊重する“終末期医療”に取り組んでおり、
院長の桜宮巌雄は周辺の死因不明遺体の検死を一手に引き受ける警察医も兼務。
2人の娘とともに患者たちから絶大な信頼を得ており、
碧翠院を町の人にとってなくてはならない病院に築き上げていた。

田口を出迎えたのは、巌雄の長女で、同院の緩和ケア医でもある桜宮小百合。
そして、次女で産婦人科医の桜宮すみれ。
なぜか皮膚科医として患者を治療する白衣の白鳥圭輔の姿もあったが、
白鳥は田口を見ても、知らない振りをする。

すみれは患者を自分の会社で働かせていて、
それを治療費に当て、これが碧翠院の終末ケアだと話す。

ある思惑を抱いて病院に潜入していた白鳥は、
久しぶりに碧翠院を訪れたという放射線科医の立花善次に厚労省だと声をかけられる。
白鳥も放射線技師だと見抜き、立花はこれから桜宮一族に会いに行く、
「この病院で行われていることは重罪だ」と話し、2人は後ほど会う約束を交わす。

田口は医者だという白鳥に驚いていたが、何か調べている以外無く、
田口は病院長からAiセンターも落ち着いたが、
特別愁訴外来を維持していけないということで、碧翠院に派遣されたらしい。
白鳥は今回は病院長と藤原の敵になってしまうかもしれないと話す。

白鳥は約束をした立花を待っていたが現れず、
調べると立花という放射線技師が行方不明になっていることが分かる。

工場でガス漏れで爆発事故が起き、ドクターヘリを白鳥が呼び、
東城医大から速水がやって来て、戻って来たんですね。

事故ですみれの後輩の臨月の妊婦・木下佐和（佐藤めぐみ）が下敷きになり、
母子共に危険で、すみれは土壇場で無理だと言うが、他に運んでいては間に合わない。
義父・木下和雄（前田吟）に頼まれ、巌雄はすみれがやらないなら自分がやると言い、
すみれが手術を行うことになり、無事男の子を出産し、佐和も命を取り留める。

和雄は末期がんで碧翠院に入院したいと言っていたが、それは家族に迷惑を掛けないためで、
田口は在宅医療のことを話し、巌雄が自分が担当すると話す。

速水は白鳥に何をしようとしているのかと、田口に見張るように言い、
白鳥は正体を現し、巌は白鳥を知っていたようで、医療業界では有名でしょうしね。

白鳥が調べた結果、長野の医療ミスで解剖を担当したのが巌雄で、
患者のAi画像が消えているようで、撮影したのは立花。
さらに白鳥宛てに“助けて。碧翠院は一度入ったら出られない病院です”と、
手紙が送られて来たようで、それで皮膚科医になったのね。