女たちは二度遊ぶ 戻る


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愛されるより、忘れられない女になる。
配信開始：2010年3月1日（全29話）
配信更新：月・水・金　約5分
原作：吉田修一「女たちは二度遊ぶ」　脚本：伊藤ちひろ　監督：行定勲　P：柳崎芳夫、滝田和人、谷口達彦、鳥澤晋　協力プロデューサー：楠本直樹　音楽：めいなCo.　主題歌：安室奈美恵「The Meaning Of Us」
出演：相武紗季　柏原崇　水川あさみ　高良健吾　小雪　小柳友　優香　塚本高史　長谷川京子　ユースケ・サンタマリア　ほか
吉田修一による同名小説の映像化で、男の記憶に鮮明に残った“忘れられない女”をテーマにした短編を5人の女優たちの主演で描くオムニバスドラマ。忘れられない場所、忘れられない映画、忘れられない人…。人生のほんの一瞬横切るシーンを積み重ねながら、人は生きている。それがなぜ心に残ったのか、理由が分からないこともある。心が波立った記憶だけは確かにあるのに…。遅筆なその小説家は、いつもの喫茶店で今日も苦しんでいた。編集者に女と男をテーマにした短編の連載依頼を受けながらも自身の乏しい恋愛経験なんてネタにならず…。頭をかきむしり苦しんでいると、聞こえてきたのは、隣の客の甘くて苦い恋愛バナシ…。とりもなおさず、真っ白な原稿用紙にタイトルを書いてみるのだが…。携帯用動画配信サービス「Bee TV」専用に制作されたが、異例の累計900万ダウンロードを記録し、劇場公開。「つまらない女」のみオリジナル作品。
C A S T
ユカ ・・・ 相武紗季（どしゃぶりの女） ・・・ 柏原崇（どしゃぶりの女）
真理 ・・・ 水川あさみ（自己破産の女） ・・・ 高良健吾（自己破産の女）
・・・ 小雪（夢の女） ・・・ 小柳友（夢の女）
・・・ 優香（平日公休の女） ・・・ 塚本高史（平日公休の女）
・・・ 長谷川京子（つまらない女） ・・・ ユースケ・サンタマリア（つまらない女）

観たかったんですよね！
携帯でも観れるのですが、どうも携帯の小さい画面でドラマを観るっていうのはしっくりこなくて…。
なのでDVDで観賞しようと決めていました。
喫茶店で頭を悩ませる小説家。そこで男性が話す忘れらない女…。
男が女のことを誰かに話すって珍しいことじゃないのかな？そうでもないのかな？
「どしゃぶりの女」
お持ち帰りしたまま帰らない女。
帰らせるために「雨がやむまでいれば？」と言い、その言葉を女は鵜呑みにしてずっと居続ける。
どこにも出掛けず、寝て、起きて、SEXするだけの女。
ご飯も買いに行かず、男が帰って来なかったら何も食べない。
別の女とホテルに行くけど、「お腹がすいた」と言いながら、
帰って来ないならいいやと言い出し、心配で帰ってしまうほど。
でも男は帰らなかったら本当に食べないのかと試すようになり、帰ると本当に食べていなくて、
コロッケパンを投げると嬉しそうに食べる姿に心を打たれる。
男は何日帰らなくても絶対待っているという自信を付け、
3日帰らなかったら女はいなくなり、部屋はすっかりきれいになっていて、
その後母親から電話で保育士で母親が亡くなって、療養させてもらっていたと聞き…
そういうことだったんだね。
何もしたくなかった、何も出来なかったんだ。
「自己破産の女」
たまたま居酒屋で居合わせた女を部屋に連れて帰り、
先輩に作らされたキャッシングカードでお金を借りてしまう。
女は男の似顔絵を壁に描き、一緒に住むようになり、
前に男と住んでいたところに行き、そこにも同じような似顔絵があって、手でかき消し、
どうやら1ヶ月くらい一緒に住み、今はバイトで忙しいらしく…
結局は同じことになったってことだよね？
男は何も求めない女に何かしてやりたくてお金を借り続け、気づけば50万円。
就職も決まらないことからイライラし始め、女も働けよって感じだけど、
そんなことはするタイプじゃないってことだよね。それなりの生活で良い。
でも男は就職が決まり、研修で1ヶ月離れることになり、連絡をするけど出なくて、
出会った居酒屋にいると分かったが、男はこのままでは日給の仕事を続け、一緒にいて、
お金がなくなれば借りて、返せなくなったら自己破産すればいいという生活になると思い、
会いに行かなかった。居酒屋で酔っていたのは前の男が忙しくなったからだよね？
研修から帰ると似顔絵は消されていて、一緒にいてくれないと意味がない…ってことよね。
「夢の女」
ファンタジーなのかな？ 綺麗な女性の後を付け、どんな部屋に住んでいるのかと思ったら、ボロボロの部屋。
でも電車で再会して、思わず声を掛け、「夢に出て来る女性に似ている」と言ってしまい、
バイト先のクーポンを渡すけど彼女は現れない。
家の近くを銭湯の振りをして歩き、彼女に出会うとドアがなくなっていると言い、2人で銭湯に。
ライブが始まり、彼女は消えて、「今日のことは内緒」と耳打ちをされる。
どこからが現実か分からなかったけど、部屋に行くと彼女と男の笑い声がしたようで、
それが現実だったってことだね。ボロボロだったのは彼の部屋だったってことかな？
「平日公休の女」
久しぶりに会った別れた男と女。
化粧品売り場で働く女は公休が水曜日。土日休みのサラリーマンとはうまくいかないようで、
男は学生だったから水曜日はバイトを休みにして彼女と過ごす。
男は前の彼女が忘れられなくて、女もそのことを聞いていたのか、勘付いたのか口にする。
前の彼女からよりを戻したいと連絡があり、女にそのことを伝える。
「嫌なことしてよ。こんな男と別れて良かったって思えるくらい」と言われ、
彼女とデパートに行き、女の売り場に。
女は笑顔で男を迎え、無意識に酷いこと…したってことだね。
女は結婚したようで、男は彼女とは別れたようで、未練があったのは酷いことをした男だけ。
「つまらない女」
小説家の女。夫婦のような生活をしているが、いつまでも恋人気分でいたいと籍は入れてない。
春巻きの具を買い忘れたのに、皮を何層にも巻いて、
だったら春巻きを作らなきゃいいのにって思うような感じ。
「面白い話があるんだ」って言いながら、話がつまらないし、何話しているか分からない。
小説を読ませても寝ていて、感想もうまくない。
携帯には男の匂いがせず、書けないから孤独にして欲しいと別れを切り出す。
「分かった」と了承して、期限を付けるけど、
また一緒にいたくなったらいいでいいと、ちゃんと別れることに。
彼女のいない生活になっても全然書けない。
お母さんから事故に遭ったと連絡をもらい、記憶喪失と言われるが、嘘…。
生まれ変わりたかったようで、医者は同級生で、つまらない女だと分かっていたようで、
でも必要としてくれて、笑ってくれる女がいるだけでいいと。
編集者にも褒めてもらって、それでいいってことだったんだね。
「どしゃぶりの女」が一番良かったですね。どちらの気持ちも良く分かる。
そして切ない…。　（'10 7/10）