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2012年7月14日公開

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映画というより、 事件。
原作：岡崎京子「ヘルタースケルター」　脚本：金子ありさ　監督：蜷川実花　プロデューサー：宇田充、甘木モリオ　サウンドトラック：上野耕路　テーマソング：浜崎あゆみ「evolution」　エンディングテーマ：AA=「The Klock」
出演：沢尻エリカ　大森南朋　寺島しのぶ　綾野剛　水原希子　鈴木杏（友情出演）　寺島進　哀川翔　窪塚洋介（友情出演）　原田美枝子　桃井かおり　ほか
第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した岡崎京子の漫画が映画化。主演は「クローズド・ノート」（2007）以来、5年ぶりの銀幕復帰となる沢尻エリカ。究極の美貌とスタイルを武器に芸能界でトップスターとなったモデルのりりこだったが、その美貌はすべて全身整形で手に入れた作り物だった。そんな誰にも言えない秘密を抱えながらも、人々の羨望の的となり欲望渦巻く世界をひた走るりりこは、やがてある事件を巻き起こし…。
完璧なスタイルと美貌を持った人気No.1モデルのりりこ。実は彼女の美貌は全身整形で作られたものだった。副作用に苦しみ整形を繰り返す彼女は、日本中から愛されながらも、後輩のこずえに人気No.1の地位を奪われるのではないかと恐れ、精神的に不安定になっていた。自分に心酔するマネージャーの羽田美知子とその恋人を利用し、こずえを陥れようと企むりりこ。そんなりりこを通じて美容整形業界の闇を暴こうとする男がいた…。
C A S T
りりこ ・・・ 沢尻エリカ 麻田誠 ・・・ 大森南朋
羽田美知子 ・・・ 寺島しのぶ 奥村伸一 ・・・ 綾野剛
吉川こずえ ・・・ 水原希子 沢鍋錦二 ・・・ 新井浩文
保須田久美 ・・・ 鈴木杏 塚原慶太 ・・・ 寺島進
浜口幹男 ・・・ 哀川翔 南部貴男 ・・・ 窪塚洋介
和智久子 ・・・ 原田美枝子 多田寛子 ・・・ 桃井かおり

みんなりりこなのかもしれない。
こんな女と言ってしまえばそれまでだけど、ここまでしてトップに上り詰め、
でも登ったということは下りなきゃいけない。下りる日がやって来る。
分かっている、でも失うと前の光景がよぎる。失うのが怖い。
そんなにどっぷりなつもりはなかったんだけど、抜けないタイプの映画でしたね。
やっぱり沢尻エリカちゃんは可愛い。今回は大胆な演技でしたけど、
控えめの演技もできるし、可愛いも、綺麗も持ち合わせていて、
スタイルも、オールヌードも上品に美しい。
原作は知らないですけど、りりこ役は沢尻エリカちゃんがいなかったら、
実写化されてなかったでしょうね。
トップモデルとして芸能界の頂点に君臨し、人々を魅了するりりこには、
その美貌は全身整形によるもの。でも全身整形はメンテナンスが大変で、
後遺症であざができてしまう。さらに恋人に裏切られ、
後輩モデル・こずえは人気が出て、りりこの存在を脅かす。
ママがりりこを全身整形したようで、羽田は健気にりりこに忠誠を誓い、
知ってはいたけど恋人まで目の前で関係を持たれる。
沢尻エリカ×寺島しのぶ×桃井かおりはすごい圧力ですよね。
検事・麻田誠はある事件の関係でりりこに目を付け、りりこの疾走する世界と関わって来ていて、
「ぼくらの時代」で蜷川さんと寺島さんと鈴木杏ちゃんの時に最後はりりこなのか、
沢尻エリカなのか分からなくなっていたというのは本当にリンクしていたんでしょうね。
ニュースになっていた濡れ場は早々で、最初から目のやり場に困るほどでしたね。
印象的だったのは「見たいものを見せてあげる」
「神様は人間に若さと美しさを与え、どうして奪うんでしょうか」という言葉。
蜷川実花さんなので、りりこの部屋や、色のセンスは抜群ですね。　（'12 7/18　映画館視聴）