麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 戻る


2012年1月28日公開

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原作:東野圭吾「麒麟の翼」 脚本:櫻井武晴 監督:土井裕泰 主題歌:JUJU「sign」
出演:阿部寛 新垣結衣 溝端淳平 松坂桃李 菅田将暉 山崎賢人 柄本時生 竹富聖花 聖也 黒木メイサ(友情出演) 山崎努(特別出演) 三浦貴大 劇団ひとり 秋山菜津子 鶴見辰吾 松重豊 田中麗奈 中井貴一 ほか
東野圭吾氏の人気ミステリー“加賀恭一郎シリーズ”の「麒麟の翼」が映画化。主演を務めるのは、TBS日曜劇場で2010年4月にドラマ化された「新参者」で主人公・加賀恭一郎刑事を演じた阿部寛。原作者の東野がシリーズ最高傑作と自画自賛するベストセラーの映画化。原作のシリーズは、1986年の「卒業−雪月花殺人ゲーム」を皮切りに、2009年の「新参者」、最新刊「麒麟の翼」まで全9作におよび、累計で820万部以上の販売部数を記録。人気に火をつけたのは、誰もが見落としてしまいがちな小さな手がかりを突破口に事件を解決に導く、不思議な魅力をもつ加賀のキャラクターにある。ドラマでも、初回視聴率21.0%と圧倒的な支持を得たことで、その人気を不動のものとした。映画では、加賀が“愛”という名の最も深いナゾを解き明かし、真実を見つけ出すことができるのかを描く。
日本橋にある翼を持った麒麟像の下で、青柳武明という男性が息絶えた。彼はナイフで刺された状態で8分間も歩き、わざわざその像の下までやって来て倒れたのだ。日本橋署の刑事・加賀恭一郎は、青柳のそんな行動に疑問を持つ。容疑者の八島冬樹は、青柳の鞄を持って逃走している最中に警官が職務質問しようとしたところ、逃走し、車に轢かれて意識不明になっていた。加賀は警視庁捜査一課の刑事で従兄の松宮とタッグを組み、八島の恋人・香織や青柳の家族たちに話を聞いて回る。
C A S T
加賀恭一郎 ・・・ 阿部寛 中原香織 ・・・ 新垣結衣
松宮脩平 ・・・ 溝端淳平 青柳悠人 ・・・ 松坂桃李
吉永友之 ・・・ 菅田将暉 杉野達也 ・・・ 山阜ォ人
横田省吾 ・・・ 柄本時生 青柳遥香 ・・・ 竹富聖花
黒沢翔太 ・・・ 聖也 青山亜美 ・・・ 黒木メイサ
加賀隆正 ・・・ 山崎努 八島冬樹 ・・・ 三浦貴大
糸川肇 ・・・ 劇団ひとり 吉永美重子 ・・・ 秋山菜津子
小竹由紀夫 ・・・ 鶴見辰吾 小林 ・・・ 松重豊
金森登紀子 ・・・ 田中麗奈 青柳武明 ・・・ 中井貴一

最期の祈り。
原作に忠実に作られていましたね。ただ終盤がちょっと違いましたよね?
凶器の指紋や、やり取り…おかげで説得力が急に欠落してしまったことが残念。
原作は加賀シリーズ最高傑作ということですが、
私の中ではそんなに上位に食い込まなかった作品なんですよね。
日本橋の翼のある麒麟像にもたれかかるようにして青柳武明は倒れてしまう。
どうして刺されたのに、誰にも助けを求めずに歩き続けたのか…。
被害者の鞄を持っていて現場から逃走する際、車に轢かれて意識不明になった八島冬樹。
冬樹の恋人・中原香織は絶対にそんなことをする人間ではないと無実を訴える。
青柳と冬樹の関係が分かると、会社は死人に口無しというように利用し、香織は自分を責める。
生活していくにはお金は絶対に必要で、頑張っているのが分かっていても、責めてしまう。
元凶を誰が演じるのかと思っていましたが、
もっと憎い人だったら良かったのにとすら思いましたね。
過ちはうやむやにすれば、また過ちを犯した時にうやむやにできると思ってしまう。
元凶にどうして加賀がどうして声を荒らげたのかはシリーズを読んでいれば分かりますよね。
加賀には絶対に許せない相手で、許してはいけない相手ですよ。
中井貴一さんはやっぱり素晴らしいですね。原作で泣けなかったので、
泣かないと思っていたのに、唯一終盤で涙がこぼれていましたね。
日本橋にいつか行って、麒麟の像を見たいと思います。 ('12 3/7 映画館視聴)