ツレがうつになりまして。 戻る


2011年10月8日公開

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すこやかなる時も、病める時も、君と一緒にいたい。
原作：細川貂々「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」「イグアナの嫁」　脚本：青島武　監督：佐々部清　制作：黒澤満、木下直哉、重村博文、平城隆司、福原英行、久保忠佳　企画：遠藤茂行、日達長夫　プロデューサー：國松達也、臼井正明　音楽：加羽沢美濃　イメージソング：矢沢洋子「アマノジャク」
出演：宮崎あおい　堺雅人　吹越満　津田寛治　犬塚弘　梅沢富美男　田山涼成　大杉漣　余貴美子　ほか
細川貂々氏の実話を基に、イラストを交えて綴った同名エッセイが映画化。タイトルの通り、パートナーのうつ病という一見、暗くなりがちなテーマを扱いつつも、深刻にならず、油断せず、世の中や人のせいにせず、という姿勢で淡々と“2人で生きていく”姿を描き出し、2006年の発売以来30万部を超えるベストセラーとなっている。2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」でも共演し好評を博した宮崎あおいと堺雅人が、同ドラマ以来約2年半ぶりに強いきずなで結ばれた夫婦を再び演じる。
漫画家の晴子は、結婚5年目になる夫のツレと、のんびりとした日々を送っていた。しかしある日、超ポジティブな性格だったツレが「死にたい」などと言い出す。病院での診察結果は“うつ病”。原因は仕事のストレスだと思った晴子は、ツレに会社を辞めさせる。ちょっとした事で落ち込んだり、急に気分がよくなったり、コロコロと体調が変わるツレ。そんなツレをゆっくり見守りながら、晴子はツレの様子をイラスト日記に綴っていた。
C A S T
熏關ｰ子（ハルさん） ・・・ 宮浮おい 熏闃ｲ夫（ツレ） ・・・ 堺雅人
杉浦 ・・・ 吹越満 熏陂a夫 ・・・ 津田寛治
川路 ・・・ 犬塚弘 三上隆 ・・・ 梅沢富美男
加茂院長 ・・・ 田山涼成 君塚 ・・・ 山本浩司
小畑 ・・・ 中野裕太 津田部長 ・・・ 田村三郎
栗田保男 ・・・ 大杉漣 栗田里子 ・・・ 余貴美子

色んなうつ病があり、色んな夫婦がある。
ハルさんとツレは向き合って、支えあって、
まさに健やかなる時も、病める時もですね。
とにかく夫婦が良いですね。マイペースなハルさんに、真面目なツレ。そしてイグ。
ツレはいつもの調子が出ず、食欲がなくなり、吐き気がして、体も痛みだし、
ついには「死にたい」と口にするようにまでなり、、
病院でうつ病（心因性うつ病）と診断され、薬で良くなったり、悪くなったり。
ツレの変化にまったく気付かなかったハルさんは、妻としての自分を反省する。
うつ病の原因が会社にあったことから辞めないと離婚すると、ツレに退職を迫る。
お金を稼がなきゃいけなくなったハルさんは仕事をもらい、
自分が夫がうつになったことを恥ずかしいと思っていたと、
確かに誰かにどうして仕事を辞めたのか聞かれて、
うつ病っていうのは抵抗があるかもしれませんね。
でもハルさんが受け止めなくて誰が受け止めると、啓発本にイラストの依頼をした編集者も、
「自分もうつ病になっていてね」と話してくれて、ツレだけじゃない。
ツレの愛おしさもありますが、ハルさんが本当に可愛いですね。ゴロゴロしたり、頑張らない2人。
ハルさんのお父さんがハルさんの漫画の葉書に書いていたのは可愛かったですね。
きっと実際は大変な事の方が多い、こんなに簡単じゃないんだろうけど、
でも優しく描かれているのは入口を入りやすくさせてくれているということは意味がある。
うつ病は甘えや、弱さではない、真面目に働いていただけで、
誰にでも起こるかもしれない病気なのだということを。　（'12 11/23　DVD視聴）