おおかみこどもの雨と雪

2012年7月21日公開 ≫オフィシャルサイト

私が好きになった人は、“おおかみおとこ”でした。 原案・脚本：細田守　脚本：奥寺佐渡子　キャラクターデザイン：貞本義行　音楽：高木正勝　製作指揮：城朋子 製作 - 藤本鈴子、斎藤佑佳、岡田浩行、井上伸一郎、平井文宏、阿佐美弘恭、弘中謙、市川南、高田佳夫、植木英則 声の出演：宮崎あおい　大沢たかお　黒木華　西井幸人　大野百花　加部亜門　林原めぐみ　中村正　大木民夫　片岡富枝　平岡拓真　染谷将太　谷村美月　麻生久美子　菅原文太　ほか 『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など、新作を発表するごとに注目を集めてきた細田守監督が手掛けたアニメーション。ヒロインがおおかみおとこと恋をして結婚し、出産、子育てなどの日々を送る13年間を映し出す。細田監督と共に脚本を手掛けるのは、『時をかける少女』『サマーウォーズ』でもタッグを組んだ奥寺佐渡子。キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当する。 19歳の大学生花は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生する。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が襲い…。

C A S T 花 ・・・ 宮�浮�おい 彼（おおかみおとこ） ・・・ 大沢たかお 雪（少女期） ・・・ 黒木華 雨（少年期） ・・・ 西井幸人 雪（幼年期） ・・・ 大野百花 雨（幼年期） ・・・ 加部亜門 草平の母 ・・・ 林原めぐみ 細川 ・・・ 中村正 山岡 ・・・ 大木民夫 韮崎のおばさん ・・・ 片岡富枝 藤井草平 ・・・ 平岡拓真 田辺先生 ・・・ 染谷将太 土肥の奥さん ・・・ 谷村美月 堀田の奥さん ・・・ 麻生久美子 韮崎 ・・・ 菅原文太

子育てをしたことがないからかもしれないが、 子育てよりもおおかみこどもの人生は険しい。そんな風に思った。 素直には楽しめない、何度も観たい作品では無いですね。 「時をかける少女」「サマーウォーズ」は何度も見ても面白い。 でもアニメーションは可愛いですね。 アニメーションで結ばれるシーン、授乳シーンなんて珍しいですよね。 映画館に観に行こうかと思っていたけど、DVDでちょうどいいくらいでしたね。 大学生の花が大学で見掛けて知り合った男性はおおかみおとこだった。 でも花の気持ちは変わらなくて、二人は結ばれ、新たな命が生まれる。 雪の日に生まれた姉は雪、雨の日に生まれた弟は雨と名づけられた。 雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。一見ごく普通の家族だが、 生まれてきた子どもたちは、急におおかみになってしまうという、 「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、おおかみこどもだった。 折角なら夫婦の子育てがもう少し描かれて欲しかったですね。 取り残された花は、あまりに酷い別れ方をしたのに、 前向きに「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。 そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、 都会の人の目を離れて、自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意する。 妙なリアルさとファンタジーが交じり合っているって感じですね。 子どもを産む葛藤は無いが、子どもを育てる葛藤はある。 定期健診、予防接種、児童相談所は実在している。 それならば葛藤が無いなら検診等もなくて良かった気がする。中途半端。 雪と雨。二人は両極端。女の子と男の子の差かもしれないですね。 男の子は母親には分からない存在になる瞬間がある。 でも花は葛藤しながら受け入れる。 それがおおかみこどもを産んだ宿命だったのかもしれない。　（'13 3/13　DVD視聴）