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2011年1月29日公開

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殺したのは、心。
原作：東野圭吾「白夜行」　脚本：深川栄洋、入江信吾、山本あかり　監督：深川栄洋　エグゼクティブ・プロデューサー：石垣裕之　P：小島里佳、朴木浩美、井上竜太、橋口一成　音楽：平井真美子　主題歌：珠妃「夜想曲」
出演：堀北真希　高良健吾　姜暢雄　緑友利恵　山下容莉枝　中村久美　粟田麗　今井悠貴　福本史織　田中哲司　戸田恵子　船越英一郎　ほか
1997年に集英社小説すばるにて約2年間連載され、1999年8月に単行本として発売、累計180万部以上を売り上げた長編ミステリー。2005年に舞台化され、2006年1月〜3期には山田孝之と綾瀬はるかの主演で連続ドラマ化。昨年11月に韓国で映画化されたが、日本でも原作の出版当初1999年からオファーが殺到していた。
密室となった廃ビルで、質屋の店主が殺された。決定的な証拠がないまま事件は容疑者の死亡によって一応の解決を見る。しかし、担当刑事の笹垣（船越英一郎）だけは腑に落ちない。加害者の娘で、子供とは思えない美しさを放つ少女・雪穂（堀北真希）と被害者の息子で、どこか暗い目をしたもの静かな少年・亮司（高良健吾）の姿がいつまでも目蓋の裏を去らないのだ。やがて、成長した二人の周辺で不可解な事件が立て続けに起こり、意外な関係が姿を現し始める…。
C A S T
唐沢雪穂 ・・・ 堀北真希 桐原亮司 ・・・ 高良健吾
篠塚一成 ・・・ 姜暢雄 川島江利子 ・・・ 緑友利恵
栗原典子 ・・・ 粟田麗 桐原亮司（子供時代） ・・・ 今井悠貴
西本雪穂（子供時代） ・・・ 福本史織 松浦勇 ・・・ 田中哲司
桐原弥生子 ・・・ 戸田恵子 笹垣潤三 ・・・ 船越英一郎
白夜行（テレビドラマ）
白夜行（小説）
重たく、暗く、冷たい。
真っ暗な闇を歩き続ける苦しさは人間から感じ取るしかない。
原作は一番好きな小説で、テレビドラマも観ており、
映画化するの！？ってところはありましたが、やはり観ておきたいと思い、
一人で観に行く予定だったのが、友達に誘われ、初日に行って来ました。
昭和の世界は良かったですね。こんな時代で、こんな環境で、物も溢れてはいない。
長編なので、もちろん映画ではバッサリのところも多い。
でもなるべく原作に忠実に丁寧に描かれているということは伝わりました。
テンポの早い映画やドラマを見慣れてしまうと、間に圧迫感を感じるほどでした。
テレビドラマはモンスターにしたくなかったということで、
葛藤などが描かれていましたが、映画はほぼ一貫しています。
キャスティングはハッキリ言って地味です。私的にはドラマよりも地味。
でも非常にリアルではある。
堀北真希ちゃんも高良健吾くんも、いつもの船越さんじゃない船越さんもなかなかです。
そして子ども時代の2人が同じ目をちゃんとしていましたね。
でもどうしても篠塚一成だけは色んな意味で納得がいかなかったですね。
そして園村友彦、高宮誠、篠塚康晴が出て来ません。
ゆえにちょっと映画だけでは“？”なところが存在すると思います。
おかげで亮司は描きづらかったのかもしれないけど、
もう少し彼のあるいて来た道を描いて欲しかった。
号泣するつもりだったのですが、笹垣目線なので最後に込み上げて来て泣けましたね。
そこだけは原作を読んだ時と同じだったと思います。　（'11 1/29）

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